[コメント] ヤッターマン(2008/日)
テンポの悪さといい加減なテンションも随所に許せるファルスがありSO-SO
映画秘宝的な眼の付け所は買いの三池ムービー。やはり深田恭子のドロンジョは当たっている。そして同時に物足りなさを感じる点はオリジナルであるタツノコプロのキャラクターデザインが偉大であったことを改めて評価したい。映画は終始オフザケであって、繰り出されるコミックセンスも不味くなく、その愛らしい阿呆らしさは大いに許せる充分なファルスではある。生瀬勝久や阿部サダヲの時にトゥーマッチなパフォーマンスも本作では程よく画面に収まり効果的である。しかしそのテンポの悪さといい加減なテンションがこの映画の輝きをマイナスに助長してしまっている。さらにはヴィジュアルがロー・キーであるのも残念だ。もう少し凝縮したアニメーション的な戯画タッチ言い換えるならミュージック・ヴィデオ風のスタイリッシュな作りのほうがうまくはまったであろう。中島哲也のカラフルでポップなスタイリングがイメージに近い。
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