[コメント] ハルフウェイ(2009/日)
良い意味で岩井俊二が関わっている映画だなと感じた。観賞後、高校3年生の時に別れた彼に電話しようという気持ちになったのだが、電話番号が見つからなかった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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受験で東京へ行くことを決めていた自分と、地元に残るつもりでいた彼との、当時のやり取りが鮮明に蘇り途中からまともに観ていられなかった。リアル、実にリアル。
映画とは逆の状態だが、自分の場合は受験勉強できりきりし始める前に(夏前後)自分から別れを切り出した。 不自然な別れのまま、卒業し、1度だけ電話がかかってきたことがあるにはあるけれど、後ろを振り返ることなく今日まできた。というのに、こんな全然何ひとつ期待していなかった映画に心のどこかを動かされてしまい電話してみることにした。しかし電話番号が見つからない…。
人生は思ったより長い、という劇中の言葉はいやたしかにその通り。 まさかこんな映画に(って何度も書きすぎだけど)頑なだった自分が解き放たれるなど思わない。 ふいをつかれるのだ。 ピュアとかいう魔物に、ふいをつかれる映画だ。
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