[コメント] 嵐が丘(1939/米)
グレッグ・トーランドはこの1939年の時点で屋内の天井をカメラでとらえている。
シーン導入部で窓へ寄ったり、シーンの終結で窓から引いたりというカメラワークが何度も出てくる。撮影自体は素晴らしいものだが、こう何度もやられると、緊張感が途切れてしまう。ワイラーの責任だろう。全体的に云って、ヒースの原野の映像よりも、屋内シーンの撮影が良い。リントン家でのダンス・パーティのシーケンス・ショット!!
オリビエのヒースクリフは及第点だとしても、マール・オベロンのキャサリンはギスギスしていて良くない。このキャサリン役がもう少しマシな女優であれば傑作足り得ていたかも知れない。
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