[コメント] ルーキー(1990/米)
破天荒刑事。性格も人生も破綻してる。よいこなら真似しないよう気をつけよう。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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イーストウッドは相変わらずダーティハリー張りの我独キャラ。チャーリー・シーン演じる新米刑事は、いきなりこんなのと組まされ、「なにか不吉な事が起きる!」と本気で動揺する。この描き方は意外だったが、端から見ててマジどん臭く、笑える。
まあ、あれだけ他人を巻き添えにし、物を破壊し、大勢に迷惑をかけ、挙げ句の果てにそこまでして追い詰めた犯人を逮捕しないで撃ち殺しちゃう(←どう考えてもやりすぎ)ー。それでお咎めが一切ないどころかイーストウッドは警部補に昇進しちゃうって、絶対あり得ない。むろんこんな刑事いるわけないしこんな警察署もあるわけないけど、刑事ドラマ(映画)というジャンルの箱庭的世界観の中で存分に暴れまくってみせるという楽しさはあるか。首尾一貫してるし。良い子は真似しないように気をつけましょう。
わりと好きな場面。洗濯屋の悪党(塗装の趣味が最悪)にシーンが殺されかけるところを、彼女が背後から銃をぶっ放す。反転した悪党に、さらに三発ぶち込む。命を救われたのに、勢いの収まらないシーンは彼女を怒鳴りつける。
なぜ殺した。殺すつもりだったら、俺がはじめから撃っていた/あなたを助けたのよ/(少し落ち着いて)次からは、膝を狙って撃つんだ/狙ったわよ/(ようやく優しい口調で)もう安心していいよ/(抱擁)
はやく優しい言葉を彼女にかけてやれというシーン。
75/100(20/12/22記...30年ぶり再見)
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