[コメント] バビロン A.D.(2008/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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久々のヴィン・ディーゼル。アクションもなかなかだし、やっぱりスクリーン映えする男だと思う。
しか〜し!映像は良いが、映画としてはストーリーが穴だらけで、ダメでしょう!。肝心の謎の少女の「秘密」に関して、もうすこし設定をしっかりさせないと、映画の辻褄が合わないぞ。
少女が何のために生まれたか?、何のために造られたか?、何のためにモンゴル(ちっともモンゴルらしくなかったけど、意味あるのか?)の修道院で育てられたか?、何のために医師の診察を受けたのか?、どうして妊娠したのか?(てっきり3ヶ月前に医師にヤラれた、とか思ったぞ!)、なぜ双子なのか?、どうしてNYまで「6日間」で運ぶ必要があったのか?、なぜそれをトーロップに依頼する必要があるのか?、普通に飛行機とかで移動ができなかったのか?できないとしたらどんな世界情勢なのか?、父親?は何したいのか?、教主は20年もかけて何がしたいのか?、市場の爆発はなぜ起きたのか?、たまたまテロの場面に居合わせただけなのか?、終盤にトーロップが死んで生き返ったなら、シスターも生き返らせてあげなさいよ!。
いっぱい書いたが、結末はもっと判らん。逃げ隠れた農場の場所を教主側はどうやって知ったのか?、最後にオーロラはなぜ死んだ?病気?出産のせい?、結局双子は何者なの?そして教主はどうなったの?
などなど、そういったアラが出ないように、きっちり筋立てていたら、もっとおもしろくなるんだろうに。この映画、監督自身が、あまりにも製作サイドが撮影に口を出してきたのにキレて、映画の批判をしているのだそうだ。出演者には気の毒だが、そういう現状では、この出来は仕方ないのかな。
オーロラ役のメラニー・ティエリー。『海の上のピアニスト』の女の子が突然登場してきたのでびっくりしました。「垢抜けなさ」がいい感じだと思う。
ヴィン・ディーゼル、久しぶりに見たら、すこし顔のイメージが変わったみたいだ。「マッチョなアダム・サンドラー」な感じが少しした。ところで顔以上に気になったのが「胸毛」。今までの映画ではツルンとしていたはずだが。今回が「フェイク胸毛」なのか、あるいは今までがムダ毛処理していたのか?どうでもいいことだが。
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