[コメント] 黄昏(1951/米)
秀作。男が甘すぎるのだろうが、男ってこういう盲目的な所がある。また女には分別なく若すぎたと責めても仕方がない。運命と割り切るしかないところが、小説家ドライサーの上手さだろう。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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今迄オリビエは、私の中で余り評価しなかったが、本作は良かった。アイロンを当てたワイシャツを残した女の気持ちを推察する男の気持ち。持ち去る形見を髪留めにする男の気持ち。ワイラーの演出も良かったが、オリビエも良かった。
実は本作は昔観ていて、ラストの50セントシーンがどうかなと4点にしていたが、今回はよく分かった。男はこの何年間の底辺暮らしで、自分の実力の無さを痛感したのだ。そう、そんな男は確かに50セントで去っていくものだ。自分に実力がある(実際の有る無しに拘らず)と思う男は、女を受け入れるだろう。そんなものだ。自分に実力のない私が言うのだから間違いなし(笑)。
補足:何か、気後れするんだよね。それも、けにろんさんの言うように、男のプライドかもしれないなぁ。
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