残念ですけど、テレビドラマそのものでしたね。本当に残念です。

いや、このドラマをもっと映画的に展開する方法はいくらでもあったと思いますが、この映画はまぁ平凡な作りになっていたということでしょうか。

鷲津さんの役の方もかなりイモっぽいし、ファンドを扱う人というには映画の画面ではチト辛い感じですね。

むしろ敵対する相手役の中国人リュー・イーファ役の方の方が勝っていました。

鷲津「お前は誰なんだ！」 チュー「あんただよ。」

というのがとても印象的でしたね。所詮お互いにお金を商売とする者なので、このセリフは妙に薀蓄がありました。

故意にセピア色にしたり、青くしたりするフィルター画面もウザい感じがします。

ＮＨＫのスタジオを出ることができなかったという感じですかね。

かつての和田勉さんもそうですが、ＮＨＫで演出家として活躍できても映画として成立するかどうかは別物と考えるべきでしょうね。

残念！

2010/03/01　自宅