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[コメント] アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン(2009/仏)

シタオ役の木村拓哉が虫に体を這われたり、体中を汚れまくったりと、今まで日本の作品の時には、まずやらなかったことをやらされているのは、結構、貴重な気がした。
わっこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







3人の男の精神的な痛みに苦悩する姿を描いた映画。

過去に自分の追っていた猟奇殺人犯の事件で苦悩を追った元刑事の探偵、人の痛みを自分に肉体的に痛みに転換する特殊能力を持った青年、愛人が特殊能力を持った青年に救われたことに嫉妬する香港マフィアのエピソードが並行して描かれる。

結局のところ、人の痛みを吸収して苦しむ特殊能力を持った青年シタオをキリストっぽく見立てて、宗教的な出来事の映像再現をしているだけという印象。

シタオを捜す探偵クラインとシタオが最後になるまで全く交わらなかったりと、各登場人物がほとんど別々のエピソードとして描かれているので、繋がりという面でも希薄になっていて、話としても面白くない。

ただシタオ役の木村拓哉が虫に体を這われたり、体中を汚れまくったり、釘を打ち付けられたりと、今まで日本の作品の時には、まずやらなかったことをやらされているのは、結構、貴重な気がした。

(評価:★2)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)青山実花[*]

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