[コメント] ウルトラミラクルラブストーリー(2009/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
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もちろん松山ケンイチだからこそ、の部分もあるのだろうけど。 自然の愛で方、人の愛し方、生活への触れ方…どれもがピュアで羨ましかった。 (ピュアという言葉を使うたびに意味が希薄になっていくようだけど…) そしてそんなふうに世界を手玉に取れる男に愛されるなんて最高だと思った。
町子先生と陽人が一緒に帰る場面で、 陽人が「〜町子先生を手の上で転がすから」みたいな言い方で愛の告白をする。 それを聞いて、表現の面白さということではなくて、陽人にとって世界や世界を構成するものの一部である 町子先生は本当に自分の手の上にあるんだと知った。 傲慢な意味ではなく、全て自分の好きなようにできる、自分次第でどうにでも動かすことができるものと 捉えられていると知って、何かドキドキした。 勇気というかやる気というか元気に似たものを貰った。
好きな人と一緒に帰りたいとか食事をしたいとか毎日会いたいとか一生一緒に暮らしたいとか そういうことを相手に率直に伝える感じ。 好かれたいから好かれるように振る舞おうとする感じ。 自分の好きな人が自分のことを好きになるなんて奇跡的なことだと思う感じ。 好きな人が昔好きだった人のことを知りたいと思い、対話さえ厭わない感じ。 陽人の全てが良かった。大切なものを思い出させてくれた。 自分が現実的には恥ずかしくて(またはかっこつけて)到底できないようなこと軽々とやってのけていて いいなーと思った。 両思いになることなんて朝飯前ぐらい思ってた自分は人としてのおごりがあるなと反省。 (↑別に海老蔵の記者会見を見たから言ってるわけじゃない 2010.12.9現在)
他のレビューを読んで結構驚いた。 "脳と心の"とか"生と死の"とか映画論とか凄い分析力。 そういう部分に目を向けておけばもう1回くらい楽しめそうだけど、 自分としては純粋にラブストーリーに集中して観ることをお薦めしたい。
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