[コメント] アパルーサの決闘(2008/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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『エル・スール』の親父並みにめんどくさい性格で、知的に見えるのに何故か語彙が少ないヴァージル(エド・ハリス)と、空気読まずにピアノを弾きまくり、1ドルしか持ってないのにフラフラしていたナチュラル・ボーン・ビッチのアリー(レニー・ゼルウィガー)に、「最後の良心」とでも言うべき常識人エヴェレット(ヴィゴ・モーテンセン)が振り回される、おかしな西部劇(あっけなく散ったブラッグ(ジェレミー・アイアンズ)のことも忘れないで)。
さすがに長年映画に携わっているだけあって、本来役者のエド・ハリスのディレクションは、その辺の二流三流よりはるかに優れている。個人的に特に好きなシーンは「オレに女房なんているワケねえだろ、何で”知らない”って言ったんだよ」の小競り合い。「構図」とか「ポーズ」とか(出入り口に寄りかかるモーテンセン! 足を高いところで組むハリス!)完全に狙っていて、しかも見事に成功していて、最高。
目立った欠点と言えば、列車を降り立ったゼルウィガーの初登場シーンがどう見ても魅力的に見えなかったこと(顔が・・・、どうしちゃったんだろう。過剰な役作りか?)と、馬を連れて先住民族との終戦交渉に向かったエヴェレットの上空が、晴れから曇りへ不自然に変わったこと。時間経過したとも、また時間経過する必要があったとも思えないので、これは単純なミスかな。もし、「青空」も「雷鳴」も欲しかったのでわざとやった、ということならばエド・ハリスも結構欲張りだな〜。ただ、直後の先住民族の青年との無言のやりとりは良かった。
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