[コメント] ナイト ミュージアム2(2009/米)
前作より笑いの強化が進みなお路線は外さないSO-SOなアドヴェンチャー
決して笑えるユーモアとは言い難いほど、読めるコミックセンスではあるが、荒唐無稽な世界に遊んでいるのだとずーっと言い続けながら走り切る潔さはそれなりに大したものである。しかし、またもや息子役が適当な描かれ方で映画中盤に消失、ロビン・ウイリアムズも全くいいとこなしで、どこか外しのテクニックかとも思わせたげな風合いは前作同様である。アメリア(エイミー・アダムス)が登場してすぐ、ベン・ステイラーに「私の体をチラチラ見てたでしょ」的なことを言うのだが、あんなタイツを履いておれば仕様がないというものだ。おそらくスクリーンの前にいる男性観客に対し言ったものだと思えば、なかなか小賢しい演出であった。しかし、この手の作品は、続編が企画されるようなものではないと思う。案の定、前作ほどのイマジネーションは喚起しえない。これも当世ハリウッドのアイデア枯渇事情なのだろう。
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