[コメント] めし(1951/日)
成瀬らしからぬ何てことないお話。小津映画のような味わい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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島崎雪子演じるトンデモな姪っ子にはイラつかされるが、そんな姪っ子の奔放さをウザったく思っていた三千代が、小林桂樹演じる義弟の一喝を浴びて、自分自身同類の位置に身を置いていることに気づかされるあたりの脚本は見事。
(「布団は寝る人が敷いてください!母さんも光子も働いてるんだから、そんなことする必要ないですよ」。こういう科白を嫌味なく言えるような立派な男になりたいな・・・。)
それにしても、何を言っても暖簾に腕押しのような曖昧な男を演じさせると、上原謙は巧いなあ。
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