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[コメント] リミッツ・オブ・コントロール(2009/スペイン=米=日)

内容はもはや関係ない、個人的に個人的な理由で、☆5。
夢ギドラ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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私は死ぬほど疲れていて、やるべきことが多すぎて、もう心身が駄目だ、辛い、という状態が続いていて、映画館で映画を観ようと思った。公開中の映画(監督一覧)をざっと観て、ここはジム・ジャームッシュやろ、と。

本作の主題、イメージの力が現実世界を圧倒するなんてことは、実際ある。こうだと本気で思ったことは、割とそうなる・そうなっていく、がらっと変わることがなくとも、ささやかに存在する科学的に証明できない不思議な力。本作の主題は、使い古されたテーマであると思われるし、あまり上手いストーリーでもない気がする。美術館で絵画を観て、ヴァイオリンや裸の女の子がうろうろしているイメージとか分かり難いし。

前述の通り、私は物凄く疲弊していて、本作を観た。スペインの都市の風景・田舎の風景、建築物、スペインの赤色のドア(アルモドバルならもっと鮮明な赤に撮ると思う。ジャームシュッシュはやや薄い赤で疲れ眼に優しい)。最初から美しい風景に全力で癒された。都市を美しく撮った映画が大好きだ、シューゲイザーっぽい音楽が最高に精神安定に良い、同じフレーズをミニマル繰り返すのも心地よい(疲れてるから)。ここはジム・ジャームッシュやろ、と思って期待を裏切らない。私の気分を裏切らない。それって、監督単位で映画を観ていく人間にとって、生活の中で寄りかかる映画として、悪くない。 大抵の人にチケット代返せと思われてもいいじゃない。

全力で癒された。個人的理由で、平均点を変動させるのは拙いわけだけど、、、☆5♪

(評価:★5)

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