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[コメント] 鍵(1959/日)

エロスの限界だったのだろう。
chokobo

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







原作も原作だが、この映画もなかなかしたたかに作られていましたね。

ところどころに出てくるスナップ写真のような美しい表現が映画全体を象徴していて、男欲をそそる数々の名シーンがありました。

ところで、最近日経新聞の「私の履歴書」で有馬稲子さんが、市川崑監督との不倫を暴露していましたね。すごく生々しい暴露ネタでした。

市川崑というと和田夏十さんとの夫唱婦随なイメージが強いのですが、この暴露ネタを読む限り、ちょうどこの作品が作られている頃有馬稲子さんとの関係が続いていたようですね。

つまり監督も女優を相手に性的な欲求を常に抱えていることがわかります。

中村鴈治郎さんの見事な演技も、監督自身が乗り移ったもののように感じました。

2010/04/14 自宅

(評価:★4)

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