[コメント] これらのいやな帽子(1909/米)
希代の作家グリフィスのスケールの大きな笑いがSO-SO
なんとこの時代に3重の合成映像であほらしさが煥発なコメディである。グリフィスの頭の中がこういう方向にも向かっていることはなんとも喜ばしい限り。グリフィスの旧友マック・セネットも出演しているとのことだが、彼はあの付け鼻のいかがわしい紳士然とした男であろうか。そしてジョン・バニーの片棒を担いで活躍した喜劇女優フローラ・フィンチはあのクレーンで上空へと連れ去られたご婦人なのであろうか。ともあれ、あの真顔の大作家グリフィスにおいてこうしたフィルモグラフィがあることは、映画の豊かさを再見する貴重な資料価値である。
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