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[コメント] 母なる証明(2009/韓国)

殺人の追憶』でも書いたが、韓国の警察の捜査って本当にこんなに杜撰なんだろうか? しかし、この胸糞悪さは何だ? 気味が悪い。ウォンビンすら嫌いになりかけた。『オールドボーイ』並みの苦手映画に分類できる。が、ストーリーの構築はきっちり計算されている。
IN4MATION

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







精神の発達に障害がある息子トジュンを溺愛している母が、アジョン殺害の容疑をかけられた息子のために事件の真相を暴いていく映画。

何度も観ている側の期待を裏切る。警察捜査の杜撰さにも参る。

ベンツにひき逃げされたのにぴんぴんしているトジュン。復讐に行ったのにベンツのサイドミラーを弁償させられる羽目に。自分が壊していないことを思いだせないトジュン。

女子高生アジョンが殺害され、廃墟ビルの屋上に置き去りにされた事件で、トジュンが逮捕される。物的証拠は名前が書かれたゴルフボールだけ。

飲み屋・マンハッタンのママが「トジュンは帰り際、かなり酔っていて、自分の娘ミワにちょっかいを出した」という証言。

精神の発達に障害があるトジュンはわけもわからず拇印を押してしまう。

母は、自分の息子の無実を信じて単独で捜査を続けるが、逆に、自分の息子がアジョンを殺害した現場を目撃していた男を発見してしまい、撲殺、放火して証人の隠滅を図る。

この一件もただの失火によるものと警察は判断したようだ。遺体の司法解剖とかすれば頭蓋陥没くらい見つかりそうなものを・・・。現場には足跡や遺留品もあるのに、事件ではなく事故として処理されている。

一見、清純そうに見えるアジョンは援助交際をする女であり、飲み屋の娘・ミワも男に軽く身体を任せる女。

トジュンの殺害を目撃した男(白髪の廃品回収業者)もアジョンを買っていた。

アジョンの鼻血を出しやすい体質が伏線となって、アジョン殺しの真犯人として別の男が捕まるが、こいつも何だか頭が悪いのか、殺人の否定はしていない様子。

出てくる人物がみんなどこか異常者。だから、胸糞悪い。

最後、鍼灸針が入った箱を母に手渡すトジュン。トジュンはその意味を解してはいなそうだ。

5歳の時に農薬を飲んで、2人とも死んでくれてれば良かったのに・・・。

本当に馬鹿親子だ。親子で人を2人も殺めておいて、のうのうとシャバを歩いてるこの異常性。

そして最初と最後に踊るくそババァの汚い画。

ホント、気味が悪い映画だった。

(評価:★5)

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