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[コメント] ラブリーボーン(2010/米)

うーん、いかにも中途半端というか、もったいない映画です。
セント

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







遺された家族からの描写だけの映画が凡庸と言うなら、目いっぱいシアーシャ・ローナンからの視点で描いてくれれば面白い映画になったのに、 天国と現生との中庸の世界ですか、ここの描写が退屈極まります。お仲間なんかも要りません。現世に執着する切ないローランの視点がこの映画には重要だったはず。残念ながらイメージが拡散されていると思います。

現世最後のローランの家路へと急ぐシーンは恐しく、哀れでやはり怖い。凄味があり秀逸。このシーンがあったからこそあっぱれピーター・ジャクソンなんだけれど、その後が続かなかったね。

これでやはり2時間強は長いと思う。これだけいい役者をそろえておいて、演技させなかった罪も大きい。でも、あの、スタンリー・トゥッチは憎いほどうまい。 まるで一人芝居みたい。

(評価:★3)

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