[コメント] ユキとニナ(2009/仏=日)
ノエ・サンピらの子役の天性の演技力に支えられてはいるが、お話作りの能力はいささか脆弱な一本。母親の苦悩があんな言い訳のような出来事で理解されるほど、大人と子供の間に横たわる溝は浅くはあるまい。エンディングの「てぃんさぐぬ花」は諏訪敦彦監督のエキゾチズムを求めるフランス側への擦り寄りが感じられ絶句。概して大人の視聴に耐え得る作品には僅かに遠い。
(水那岐)
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