[コメント] ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の七日間(1992/米)
TV版の大ファンとして、あのラストの続きが観れると思って劇場に行った当時は軽い失望を感じたものだった。それでも冷めつつあったツインピークス熱に、火がつけられた。その火は今も我と共に歩んでいます。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
TV版ファンとして、残念な所。そもそもTV版では準主役?のローラが既に死んでおり、周囲の証言で彼女の様々な人物像が浮かび上がるところが面白かった。それを見せられてしまうと展開が分かっているだけに、今一つ面白みに欠けてしまう。しかもダークで救いがない展開だけに。なんかTVシリーズの前半のミステリアスさはなんだったんだろうかという気になる。
ただそれでも楽しんで観れるのは、リンチの映像マジックだろう。ブラックロッジ関連は相変わらずのBGMと相まって魅力的な映像に仕上がっている。またラストのローラ殺害までのたたみかける演出は、ここのところだったら映画化したかいはあったと思う。
基本的にこの映画は、TV版では描きづらい田舎町の女子高校生の悪への転落とその葛藤を主軸に描いているので、TVのコミカルな部分は描かれていない。だからクーパーが活躍しない!とか保安官達&ルーシーが登場しない!とかドーナツはどうした!とか言ってもしょうがないんだろうな。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。