[コメント] シャーロック・ホームズ(2009/米)
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でもまあ、こういう展開も現代風でアリかなーと思える作品でした。
面白いというか、まあ、こういう格闘技系のシャーロック・ホームズを生み出した、という点に評価が集まるんでしょう。
最近のDVDは良くできていて、メイキングとかを一緒に見ることができますよね。
本編を見て、そのメイキングを見ることで、作品の苦労が伝わるというものなんでしょう。
僕はロバート・ダウニーJr.という俳優が結構好きで、特に『チャーリー』で見せた演技力を高く評価しました。
ただ、今回の映画はいかにもイギリスを舞台にした映画であって、そのイギリスっぽさがやや不足していたことに不満があります。
ジュード・ロウにしても確かに彼はイギリス人ですが、すっかりハリウッド映画に毒されてしまって、イギリス人俳優としての格式とか品格にやや欠けていた。
というか映画全体が舞台をイギリスにしながら、イギリスらしさを感じることができなかった。これが本音ですね。
とか言っておいて矛盾しますが、そもそもイギリス映画というのはずっと昔からハリウッドと連携していて、自ら独自色を敢えて排除してきたフシがありますね。『007』シリーズにしても然り。
かつてのデヴィッド・リーンやヒッチコック的なイギリスっぽさというのはすでに失われている。
最近DVDで見た『ジャガーノート』なんていう作品は、そういう意味ではイギリスっぽい映画だったことに結構新しい発見をした気分にさせてくれましたよね。
『ハリー・ポッター』にせよ何にせよ、本国イギリスの香りが漂うような作品に接してみたいのものですね。
2010/08/14 自宅
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