[コメント] マイレージ、マイライフ(2009/米)
軽い映画だけど、自分の置き換えるとなかなか重い。(2010/12/30)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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結局この主人公はいったい、このドラマの中で何を得たのか?
何かを持ち続けることと捨てること、このバランスとアンバランスを絶妙に表現した素晴らしい映画でしたね。
カバンひとつでどこにでも行きますよ。
そんないかにもトレンド風の生き方で、この主人公は注目されます。
だから、物が必要ありません。
マイレージのポイントを貯めて、機長とお話ができるという憧れ。
そんな彼に二つの試練。
ひとつはネットを使った首切り。
もうひとつは出会った女性。
ひとつはツール、もうひとつは人。
物はどうにでもなるけれど、人との縁はなかなか切れません。
ここが人生の難しいところですね。
しかもその女性には家族があった。自分に家族はいない。
妹の結婚やら何やら、色々な人の問題が重なるけれど、また彼は再びカバンひとつで、首切りの仕事に空を飛んでゆく。
仕事がどこまで人生に影響するかわかりませんが、誰にでもある「ポイントを貯めたい」という欲求が実にアンチテーゼとなっていて面白いですね。
矛盾してます。
この矛盾が人生の楽しみだったりするんでしょうね。
2010/12/30 自宅
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