[コメント] フィリップ、きみを愛してる!(2009/仏)
構成が面白いコメディ。最初はナレーターを多用し、時系列を乱すことで、先読みがしににくくしてある。そのため最初から全く目が離せず、ストーリーに引き込まれる。細かく笑いどころも散りばめられているので、最後まで全く飽きずに見られた。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
一番関心したのは、主人公が幼少のときに養子に出されたのが元で極度に依存気味(恋人の気を引くため、恋人と離れないためならなんでもする)なのを、ほのめかしながらも、ゲイであることとは関連付けていないこと。 養子に出される前からゲイだった、とユーモアを交えて告白するシーンをさりげなく加えることで、デリケートな問題をスマートに処理している。 とても気の利いた映画だった。
主人公が何度も死に掛けることによって起こされる、ストーリーのミスリードも、テイストが一貫してるし、伏線にもなっているし、という素晴らしい構成。
いろいろほめたいところはまだまだあるのですが、とにかく難しいことを考えずとも、大爆笑できたのがよかった。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。