[コメント] オーケストラ!(2009/仏)
よくある楽団再生への道・・・ではなかった!!!
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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単なる寄せ集めの楽団をまとめて・・と言うものではなく、 社会主義国家であるロシア政権との因縁対決であった。。。
政治が芸術の自由まであんな形で奪ってしまう国家に ある種の怒りを感じた。
社会主義国家であるがゆえに、思想の自由は死に等しい。
しかし、それを解き放てるものが人間の持っている自由な表現力だ。
フランスに着くなり、現金の前払いを求めた場面で、 すでにみんなが消えてゆくのがわかる。
しかし、「レナのために」
その一言で、それぞれの事情を抱えながらも、決心する楽団員達。
30年前深い絆で結ばれたオーケストラの面々が一同に会するとき、 アンドレイを始めとするすべての人の心が解放される。
楽団が一丸となったチャイコフスキーの演奏。。。圧巻でした。 (クラッシックは全然わからないのに)
天敵だったイワンが党大会を棒に振ってまで、 彼らを守ったことに私はなぜか感動してしまった。。。
最後に成功を収めたアンドレイ率いる楽団の変貌振りに フランス映画のエスプリを感じた。
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