マッド・デイモンの戦争アクションということで期待をして鑑賞。 絶妙なアラブ系キャストや、臨場感のあるカメラワークでの描写など、映画としては秀作である。

イラクに大量破壊兵器は存在しなかったことは全世界の周知の事実でありブッシュ政権の最大の汚点である。当時は〝選挙パフォーマンス〟〝戦争特需での経済効果〟〝石油利権〟など色々なことが言われていた。

この映画はイラク戦争終結からオバマ政権になったこのタイミングで、 〝今だから告白するけどこれはひとりの軍人の判断でおこったことなんだ。だから多くの正義あるアメリカ人（＝マット・デイモン）はみんな彼に騙されていたんだ〟と言ってるようにしか聞こえない。