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[コメント] プレデターズ(2010/米)

しっかり5点献上。よく出来ていると思う。タイトルからして、このシリーズの偽物かと思っていたが、正式な第3作目なんですね。観客としてはネタ(狩る者、狩られる者)は割れているので、アイディアストーリーだけの勝負だったが、クリアしたといえる。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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異星の空は、分かっていても、迫力があった。

檻→怪物→犬→プレデターという盛り上げ方はオーソドックスだが、「プレデター」を知らない初めての観客にも分かり易くて良かったと思う。逆に、シリーズファンの人に物足りなかったのは、プレデターの何か新しい情報等(2種族いるとは言っていた)が少なかったことかもしれない。

一番良かったのは、人間が描けたこと。つまり人間の色々なパターン(ずるい奴、冷たい奴、信頼できる奴、裏切る奴・・・)を見せて、そして一人一人に見せ所を用意した点だろう。

“囮のテクニック”はとても面白かった。

また、やくざ、兜、刀、指づめ、刺青と日本びいきなのも嬉しい。ただ、細かくて恐縮だが、チャキッと鯉口は切って欲しかった。鞘走りのシャキーンは良かったけどね。

最後で名乗り合うのがまたいい。これは昔いくつかの作品に在ったように記憶しているが、それをマネしたというより、作者としては一度やってみたかったようだ。(そうそう、やくざの死に際もチャンバラでよくあるパターンでしたね)。そして、物語としては、名乗り合うことにより彼らの新たな人生(second stage)がここから始まることを暗示しており、ラストシーンともマッチして良かったと思う。

(評価:★5)

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