この手の話になるとまず思いつくのが「胡蝶の夢」で、次に出てくるのが「ダークグリーン」。話の途中までは後者との差異があったが、「夢の中で死ねば現実で植物状態になる」というスリリングな設定が加えられたことでその差異はなくなった。そして結末は前者を思わせるのだ。

監督は「ベースは、監督が13歳のときに考えついたアイデア」だと謙さんに語ったらしいが、わざわざ具体的な年齢まで言及しているのはアヤシイｗ

彼が13歳のときにダークグリーンの連載は始まったんだから、たいした符合だよなあ。

星新一の「午後の恐竜」も夢を共有してたっけ。無常観とか虚無感というのは日本人には馴染みやすいテーマだし、そうした作品に渡辺謙が請われて出ているというのは腑に落ちますね。