例えば店を破壊する段は楽しい、しかしここでスローなのはどうなんだと。運動の衝撃を半減させていやしないか？恐らく「フィガロの結婚」の尺に合わせるためと思うが。なら別の選曲は無かったのか？

或いは最後の遊園地バトル、温すぎやしないかと。この程度の活劇で満足していいのか？劇中で語られるように、この映画は『ブロンコ・ビリー』のように疑似家族形成ものなのだろう？チームプレーで危機を脱さなきゃならんでしょうが。姉妹に危機が迫っているのにピエロなんぞでお茶を濁すな、ウディ・ハレルソンの2丁拳銃は確かに面白いがこれでは単なる個人プレーではないかと。それに最後で本名を告げ返さないのはどうなのだ？これで「家族になった」と言えるのだろうか。それに、そこはロックではなくて「家族が誕生した土地」である遊園地の音を流すべきでないのか？

どうも本気汁を感じられないんですよね・・・