[コメント] アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち(2008/米=ブラジル=英=アルゼンチン)
アルゼンチン・タンゴってやはり主役はアコーデオンなんですね。バイオリンもピアノもきらびやかだけれど、やはり人生のコクはこの質素な楽器が人間の喜び、悲しみを奏でている。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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過去、最盛期に活躍したマエストロたちが一堂に集結する。それぞれ自分の人生を振り返る。いい話だなあと思うけれど、何故か入って行けない自分。考えたら「ラ・クンパルシータ」一曲しか知ってはいない。音楽を共有して彼らの心に入り込むことが果たしてできるのだろうか、、。
アルゼンチン・タンゴ。ダンスでは結構目に触れることも多かったが、音楽だけでは初めての経験かもしれない。
結局1時間半、僕の心は映像に映る巨匠たちに入り込むことはなく、ただ眺めている自分を感じている。映画鑑賞という長い歳月でも、ドキュメンタリーとはいえこんな経験は珍しい。それほどわが心が虚ろなのか、それとも巨匠たちの良き時代への遭遇に対して距離感を持っているのか、、、。
映画は感動的なコンサートシーンで終わる。エンドクレジットの最後まで確認しながらもそっと席を立つ。
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