[コメント] ミレニアム2 火と戯れる女(2009/スウェーデン=独=デンマーク)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
一作目『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』(2009)は予告観たときに面白そうだ。ということで観に行ったら、本当に面白かったので、矢継ぎ早に投入されるという本作はかなり楽しみにしていた。
だけど、実際観終わってからの感想は…ちょっとはまれずに終わった感じかな?
自然の中での雰囲気がとても良かった一作目と比べると、全体的に都市の中で展開しているために季節感が沸かないし、謎めいた物語の割には、あっけなく物語が進行してしまうし。
でも実際本作の魅力を減じているのは、本作がバディムービーの体になってなかったという点だったかもしれない。
一作目の面白いところは、ほとんど嫌々コンビを組まされたミカエルとリスベットの二人が、徐々に心を開いていき、やがて本物のパートナーになっていく過程にあったのだな。と本作を観ていてそう思った。
物語の都合上、本作では二人はPCを通じてしか接触を持たず、どちらも独自に犯人に近づこうとしているの。これを変則的なバディムービーと捉えることもできるのだが、残念ながら、そこまできちんと演出されてるように見えなかった。
物語として二人のやり取りが全くなくて連携が取れてないため、ひとつの事件を追う二つの物語を交互に見せられているだけになってしまったし、そのすれ違いによる演出もほとんど上手く行ってないように思える。小説だとこれでいいんだけど、それをそのまま映像化するのではなく、映画ならではの演出に変えなければならなかったんじゃないかな?わざわざ接触させないことの意味を映像で示して欲しかった。
そしてなにより、リスベット役のラパスが、すっかりおばさん顔になってしまったのが一番辛い。ショートヘアだとあんなに凛々しかったのに、髪伸ばしたら妙に野暮ったくなって、歳食って見えてしまった。
…そういう事で、いろいろな意味で残念さを噛み締める事になった本作だが、次回作の完結編でそのへんの不満が解消されることを願おうか。
(評価:)
投票
| このコメントを気に入った人達 (1 人) |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。