もともとはロドリゲスとタランティーノの『グラインドハウス』の中に登場する「フェイク予告編」だったものを、スピンオフしたらしい。

しかしある意味『エクスペンダブルス』以上に豪華なキャストだ。特に女性陣のお色気度200％だ。リンジー・ローハンは、あれは本物のヌード？役柄が確かに自虐だ。

セガールがＢ級主演映画より、よっぽどかっこいい。（ただし、殺陣はもっとサマになってるかと思った。残念だ）。デニーロは最初、デニーロだと気づかなかった。

トレホはロドリゲスの従兄弟だそうだ。その風貌が実に強烈だ。一番最初に見たのが『ヴァンダムinコヨーテ』でネイティブアメリカンの役をやっていたときだが、「心やさしきコワモテ」を実にさらっと演じていた。この役を、たとえばバンデラスが演じたら、「鼻につく」と思う。日本での知名度が低いので、この映画自体がヒットするかは、「口コミ」次第か。

しかし、ミシェル・ロドリゲス、しびれるぅ！。『アバター』で久しぶりに「らしい」ところが見られたので、思わず★５を献上してしまったぐらいだったが、今回はそれ以上。若いころと比べて「柔軟」の使い分けができるようになったから、また魅力的になった。