[コメント] ノルウェイの森(2010/日)
映画だから原作を100%再現するのは不可能ってのは承知の上で鑑賞。ハルキが脚本の推敲に関わっていただけあって言葉・場面選択が良かった。場面転換も良かった。暗い話が2時間以上続くけど見飽きない素晴らしい映像作品だ思う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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10年位前に2回位読んだだけなので、ストーリーはうっすらとしか覚えていない状態で鑑賞しました。
まず、この映画は原作を読んでから見た方が良い!!! 原作読まないと意味がわからないと思う。 監督も観客は原作を知った上で見ることを前提に 作ったのではないかという気さえする。
本を映画化したってよりは 『ノルウェイの森』っていう文章に映像と音楽を加えたら、こんなのができましたけどって感じで創ったのかな。
絵画でも被写体の描き方は写実的・象徴的・抽象的・印象的等色々な表現方法があるわけだし。
ipadで、今回の映画の映像や音楽付きで本のノルウェイの森を読めたら良いな〜って思う位、素敵な映像と音楽だった。
直子は怖がりな小動物みたいに早歩きで、声が細く高くて不安定な描写、 ワタナベ・緑に代表される棒読みな感じも私にはとてもしっくりきた。 本を読むとき、私が棒読みで読んでいるからかな・・・ そもそも普段そんなにい会話で抑揚をつけて話さないし、棒読みな演出の方がリアリティがあって観ていて良い緊張感がある。まるで小津映画のような会話のやりとりとユーモアを垣間見た気がした。
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