[コメント] スプリング・フィーバー(2009/中国=仏)
揺れまくり暗すぎ(ゲリラ撮影のため致し方ないとはいえ)な画面に最初不安になるものの、説明せず行動のみを描いていく潔さがあったため、どうかなと注視していると25分辺りから画面の質感が尻上がりに良くなっていく。まるでロッセリーニのように街を彷徨する人間たち。表情に笑みが見られるのはたった2シーンだけだ。ジャンクー、ワン・ビン作品に通低する現代中国の閉塞が、ここにも見られる。
(赤い戦車)
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