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[コメント] ヘヴンズ ストーリー(2010/日)

長い話がやりたいのなら「真景累ヶ淵」でも完全映画化すればいい。努力とファイナンス能力は大いに買うが、だからといって作品が良いわけではないのである。
Master

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







4時間38分もの時間をかけて語っている内容は結局復讐の非生産性に集約できる。そんなものは最近でも『ヒーローショー』で強烈に描かれている。わざわざそれだけの時間をかけるのだから、新しいものであったり興味を引くものを見せてくれるのかと思いきや、響子(山崎ハコ)が絡む以外の章は登場人物の行動の裏づけがなされておらず、だらだらだらだら肉体的・精神的いずれか、もしくは両方が子供の話を垂れ流すばかりで全く魅力を感じない。長尺はその必然性が理解できて始めて評価されるものであり、その理解が出来ない作品の場合は「整理されていない」という感想に全てが上書きされてしまう。瀬々監督はその辺りを全く理解していないように思える。必要以上の観客の機会損失を強いているではないか。

評価できるのはアルツハイマーの患者を演じた山崎ハコだけであり、後は一切評価に値しない。もちろん演者には達者な人が多いのだが、演出・脚本がガタガタのもので評価してしまうのはかえってよろしくないと考える。

あえて、言わせてもらう。2度と作るな、こんなのは。

(2011.2.5 シネマジャックアンドベティ)

(評価:★2)

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