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[コメント] 伯爵夫人(1967/英)

全ての敗因はマーロン・ブランドのミスキャスト。ぜひこの主役を(ソフィア・ローレンがリスペクトしていた)マストロヤンニ、セラーズ、オトールで見たかった。でもそれ以外は言われる程悪い作品ではなかった。
エイト

ソフィア・ローレンの自伝で『伯爵夫人』の制作話が書いてあった。

この映画を作るためにチャップリンがマーロンとソフィアを自宅まで呼んで、 自ら演技指導をしてくれたそうだ。ソフィアは喜んで行ったのだが、 (当時、資金難で仕事を選ばなかった)マーロンは居眠りをしており、 ソフィアから失笑を買ったとか。

この作品は元々(チャップリンの3番目の婦人と言われていた) ポーレット・ゴダードとやる予定だった企画で、 ポーレットのように華がありながら美人女優のソフィアに目をつけて、 わざわざ自宅まで来て勧誘したという。

歳を取ったチャップリンにかわって、彼のやりたかったイマジネーションとフィーリングをつかみ、 ソフィアとのコンビネーションをかわしながら、 上手に表現できる男優がいたら、この作品の面白さがもっと出たような気がする。

(評価:★3)

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