[コメント] トゥルー・グリット(2010/米)
バカでわがままで豪快、どうでもいいことにはおしゃべりだがいざという時には黙って実行。このいかにも昔の西部の、男らしい男をジェフ・ブリッジズが好演。脇でじっと控えて常識的な男を演じたマット・デイモンも楽しく、ヒロインも健気。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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西部劇の王道をいく古典的な映画だが、それが返って新鮮に映る。小道具の類や馬の描き方なども丁寧で、なにより荒野の風景が殺風景なのが良い。
最後、少女を救うために無理を承知で昼夜に渡り馬を駆け、力尽き倒れた馬を少女の命乞いを無視して黙って撃つ。そして今度は自分が少女を抱えひたすら駆ける。
「これぞ西部の男だ」という美意識はまさに西部劇の醍醐味とも言える。
ちゃちなＣＧはいただけないが。
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