[コメント] トスカーナの贋作(2010/仏=伊=ベルギー)
やっぱり刺激に満ちている。男と女と自動車。窓やガラスや鏡。説明されずに放りっ放しになる科白。英語、仏語、イタリア語の取捨選択。そして画面外からの音。
勿論、ジュリエット・ビノシュには辟易する。だが、画面に定着している彼女のシルクのブラウス(トップスというのか?)の質感・触感が心地良いことこの上なく、彼女をこのままずっと見続けたいという気持ちになる。そしてこの映画のエンディングも唐突ではあるのだが、「あゝこのカットで終わればいいな」と思っているカットで終わる。それはウィリアム・シメルがフレームアウトする前からそう思わせるのだ。
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