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[コメント] 阪急電車 片道15分の奇跡(2011/日)

よくこれを映画にしたもんだ。『どですかでん』と比較しては申し訳ないが、人間ドラマとしては中庸。(2012/1/5)
chokobo

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







この作りでオムニバスというと、『どですかでん』を連想します。

山本周五郎の原作も素晴らしかったが、映画としても面白かった。

知恵遅れの六ちゃんが走り出す世界に色々なドラマがついてくる。だが、六ちゃんはその一つ一つのドラマに全く関与せず、ただただ電車を走らせる。

で、こちらの作品は実在する電車が主人公となった。

人間が走らせる架空の電車ではなく、ホンモノの電車。

そしてドラマはほぼ、その電車の中で繰り広げられる。

従って、一つ一つのエピソードはとても魅力的ではあるが、全体に無機質な印象がどこか残る。

時代とともに変化する人の意識を描こうとする気持ちは理解できるが、ややわざとらしさと上滑り感が残る。

いいお話しなのに映画としての工夫がもう一ひねりほしかったかな。

(評価:★3)

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