[コメント] メアリー&マックス(2009/豪)
「綺麗は穢い、穢いは綺麗」という沙翁が発見した命題がこの映画の原理的方法論だ。醜さこそが美しさを表現する。手紙の文面を再現した画面だけで構成された「書簡体映画」を期待したところもあるが、巻頭の無人カット群を見ても明らかなように、キャラクタに依存せずとも「世界」は立派に形作られている。
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