コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 女と銃と荒野の麺屋(2009/中国)

人間の矮小さ、滑稽さをシニカルに捉えた”皮肉”スープの旨味は無く、魅力に欠けるキャストが演じる絵面はさながら伸びきった麺の様だ。
Soul Driver

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







リメイク元の作品は未見だが、本サイトの評価が高いのでこちらを観賞。コーエン兄弟の作品は絶品の麺料理なのだろう。旦那の殺害を決意した女の知らないところで、滑稽な人物達によって皮肉な物語が進めらていく。なるほど旨そうな話だ。ただ、本作品はその素材の味を無駄にしてしまっている。ここまでスポイルされてしまうと、チャン・イーモウは、かの兄弟の作品の何が素晴らしいのかを理解していないのではないか?という疑念さえ抱いてしまいそうだ。残念で退屈な作品だが、引きの雄大なショットと、馬あるいは馬車の描き方は良かったと思う。厳しめだけど2点。

(評価:★2)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。