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[コメント] タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密(2011/米)

こんな作品でさえ「3Dでなければ」と思うのだから、技術的に3Dはまだまだなのだろう。3Dというのは皆なんだか心に残りそうにない作品になるね。☆3.5点。
死ぬまでシネマ

スピルバーグのアクションシーン」を評価している評者が多いのだが、私にはそれ程パッとしなかった。理由を幾つか考えると、まずCGアニメである事。キャプチャーだろうがなんだろうが、画面が網膜の上で流れてしまう。実写でこれなら勿論全く違うだろうが、同じアニメなら寧ろセルアニメの方が良かっただろう(タイトルバックは佳かった)。あのアクションを画面にするのに、CGとセルではどっちが簡単なのか知らないが、きっとセルなら私も驚いたと思う。

次に3Dである事。3Dメガネはスクリーンと観客の間に存在する強力な遮蔽物だと感じた。2Dで観直す気はさらさら無いが、2Dならもっと楽しめたではないかと感じる。

3つ目に監督の力なのかよく判らなかったこと。アニメなのだから創ったひと(=スピルバーグ)が全てだろう、と<3D-キャプチャーCGアニメ>だと素直に感じられない。これが宮崎 駿の作品なら、徹頭徹尾それは宮崎そのものなのだ、と感じる事が出来る。スピルバーグのイメージを今回完全に再現出来たのなら、それが伝わらなかった事は非常に残念だ。

(評価:★3)

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