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[コメント] ドラゴン・タトゥーの女(2011/米=スウェーデン=英=独)

職人仕事してるの方のフィンチャー、という感じだったが、でもやはり人物相関図はかなり複雑だった(よく金田一シリーズに例えら れるが、この複雑さは『病院坂の首縊りの家』映画版級じゃないか、いやあそこまでではないか)。そこらへんは吹き替えで見たほうがいいかもしれない。
MSRkb

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







原作、スウェーデン版映画は未読。評判に違わず、リスベット役のルーニー・マーラがとても魅力的だった。というかリスベットが魅力的なキャラクターすぎた。

以下、個人的にツボだったとこをずらずらと。

・ミカエルというかダニエル・クレイグがメガネはずしたりかけたりカチャカチャやるとこ。モテ。ていうかあの、はずしたときにツルの片一方を耳にかけても う片一方を顎のあたりにはめたままにするあれ、あれはすげー気になる。でも似合う。メガネしてないからよくわからんのだが、あれは老眼鏡的なものなんだろ うか。俺もメガネはずしたりかけたりしてモテたい。

・無理やり押しかけて初対面のリスベットに、ファストフードをわざわざ皿に入れて提供し、一緒に食べようと言うミカエル。ここでミカエルがどういう男なの かがわかるし、とりあえず信頼に足る人物であることがリスベットに伝わる。でも、あくまで「皿に入れる」だけなのね。包装したまま。ここで包装を解いてな んか盛りつけ始めちゃったりすると、それはそれで嫌味ったらしい奴にしかならんし、いきなりぐいぐい踏み込んでくる信頼できない人間に思えてしまう。

・猟奇殺人の犯人がいざ「処理」を始めようというときにラジカセで流すBGMがエンヤ。しかも「オリノコ・フロウ」。ナイス悪趣味チョイス!

・「殺してもいいよね?」ヒュー!

・「喜んで。友達ができたの。とっても立派な人よ」のあとにああなって終わっちゃうの、悲しすぎる……。えー!って思った。「友達」ってとこ泣ける。ここは「友達」じゃなきゃいかん。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ロープブレーク[*]

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