[コメント] マディソン郡の橋(1995/米)
ふと始めた本棚の整理のような映画だった。
ずっと開かなかった本を取り上げたら、ひそかに思いを寄せていた現国のセンセイの写真が本の間からぽろり。思わず回想にひたり、ふと気付けば当時のアルバムまでひっぱりだして、そうそう、この子はすぐ結婚したけど不幸になったわよね、などとコーヒー片手に座り込み、追憶の旅がはじまる。おかげで整理はちっともはかがいかない。
全体的に、テンポがそんな感じ。
彼女の情感こもりまくりの回想― その「こめたはずの情感」がかなり独り善がりにはなっていないだろうか。そのために、テンポがゆるゆる。後半部で巻き返すけれど、とき既に遅し……。
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