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[コメント] ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011/米)

久々に2回続けて鑑賞(一度目は吹き替え、二度目はオリジナル)。どちらも滂沱の涙にくれる。サスペンスにみちたミステリー感動作で、多くの人に観てほしいものだ。
トシ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







タイトルに先入観をもって敬遠していた作品だったが、もっと早く劇場で見るべきだった。大好きだった父とのつながり(思い出)が薄れ、なくなる前に確固とした絆を求め見つけていく旅の物語の結末は、嫌っていた母親の海のように深い愛情だったというラスト。見事な大どんでん返し! 父親の遺品の中に一つの鍵(良いマクガフィンですねぇ)を見つけ、それを手掛かりに多くの人と触れ合っていく映像の積み重ねが饒舌でもなくちょうど良い感じ。途中で祖父(?)と出会い二人旅になるとお話にぐっと引き寄せられる。語られない祖父の過去、祖父母の関係などストーリーにさらに深みを持たせ、ぐいぐいと最後まで飽きさせない。9.11の悲しい出来事が生んだ優れた母親賛歌映画になった。出演者全員好演!(ジョン・グッドマン!!!!)

(評価:★5)

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