[コメント] おとなのけんか(2011/仏=独=ポーランド)
些細な会話が互いの本性を露わにしていく様をハタから眺めるのは案外と楽しい。「んまー、そんなこと考えてたなんて」というのがぞろぞろ出てきて、表面的には心配顔したり眉をひそめたりしながらも心の中では「もっとやれ」と思っている、そんな映画。
オープニングとエンディングは、ありきたりではあるが、舞台劇にはない映画の優位性を示したものとして興味深い。
自分の行動を正当化するために「人間ってのは〜だから」って言っちゃうのって、めったにやらないだろうけど、誰でもやるよね。そういう様を存分に露わにしながらけんかするのを見るのは、自分のことを棚にあげれば実に楽しい。
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