[コメント] 僕達急行 A列車で行こう(2011/日)
違和感に満ちた映画。良い意味でも、それ以上に悪い意味でも。☆3.0点。
寅さんの居ない寅さんシリーズのようなのんびりさに、懐かしさや暖かさを感じるか、違和感を感じるか。
身も蓋もない程に確信犯的な間を外したシーンの数々も、これはのんびり映画です、と言い切っているので怒れない。それはいいが、マニアの世界をこのように表現した事に違和感を感じる。監督は電車マニアの中に居る(心算な)のか、外に居る(心算な)のか。
ペペさんは他者の価値観を否定しない登場人物達に監督森田のメッセージを感じ、評価すると言うのだが、ぼくはマニアというものの心髄が見えない気がするし、希望ととるにはウソ臭くなってしまうと感じた。ふんわり生きるのはマニアの心髄ではないのでは?
寅さんのふんわり感に長い間馴染めなかったが、今は観る度に人間渥美 清に圧倒されている。とするとこれは松山ケンイチと瑛太の限界なのかも知れない。
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