[コメント] ミッドナイト・イン・パリ(2011/スペイン=米)
SFファンタジーの手法を軽快なラブコメディに融合し、しかもそれをパリの空気にしっとりと調和させる。簡単なようで、なかなかできるこっちゃない、とは思う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
冒頭、パリの風景ショットのスライドショー。雨上がりの街路樹やアスファルトが匂い立つようで。
'20年代、或いは1890年代のシーン(ロートレックの存在感が抜群!)のライティングの優美なほの暗さも美しい。
オーウェン・ウィルソンのパッとしなさ加減や、フィアンセレイチェル・マクアダムスのイノセントな俗物感は信頼のアレン・テイスト。
要は、オタク賛歌ですな。主人公のエキサイトぶりが暴走気味で置いてけぼりにされる感ありだけど、それでいて最後は可愛い店員と仲良くなったり、オタクの勝利。この辺が何となく自虐的でもあり、小さな満足感を描いていて微笑ましい。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。