[コメント] ミルク(2008/トルコ=仏=独)
『蜂蜜』より遡って、ユスフをめぐる風景を捉えたオズクル・エケンの長廻しカメラは否が応にも際立ち冴えまくる。しかし、主人公の母親との決別の物語としては鈍くスローモーな展開に過ぎ、トルコ人ならざる自分には特異な暗喩も理解不能だ。シュールレアリスム映画でない以上、これは1時間以上の尺を充分に満たした情報量ではない。
(水那岐)
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