[コメント] 犬神家の一族(1976/日)
これは厳しい「愛」の映画。
とにかく、理屈抜きで楽しめるまさに娯楽映画。 ところどころで挟まれるギャグは今でも笑えるし、コケおどしのオドロドロだけではなく、終盤は人間のもつ「愛」ゆえの愚かしさというものがきっちり描けていて素晴らしい。 音楽、映像それぞれが若々しく、花形産業から斜陽産業へと変遷を遂げていった映画界を静観していた市川崑監督の作家魂が一気にはじけたような作品。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。