[コメント] アメイジング・スパイダーマン(2012/米)
『アメイジング・スパイダーマン』ということで、サム・ライミ版とは別のスパイダーバースのお話しとして、後年制作されることになる『スパイダーマン:スパイダーバース』への布石とも言える本作、悪くないけど不満はある。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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不満1.コナーズ博士はトカゲの化け物リザードになるわけだが、博士→緑色っぽくやや巨大化した怪物ということで同じマーベルのハルクと比べてしまう。二流のハルク感が出てしまっているのだ。色味は変えるべきだった思うし、トカゲの再生能力をもっと活かした活躍をさせるべきだったと思う。パワーで闘うとどうしてもハルクっぽくなるし、地下でカナヘビを愛でるシーンが浮いている。リザードはハルクとのキャラかぶりを避けるべきだった。
不満2.星のタトゥーの男探しはどこへ行った。このエピソードを次作につなげるならブツ切りの脚本は不親切だし、つなげないなら本作内で回収すべし。
不満3.エマ・ストーンの主役感が半端なく、脇に収まりきれていない。上映中ずっとエマ・ストーンでスパイダーグウェンが見たい、エマ・ストーンでスパイダーグウェンが見たい、と呪いにかかったようになってしまった。
逆に言うと上記3点以外に不満はないです。少なくとも失敗作ではないと思う。ただし、本作ならではというパンチもない。『スパイダーマン』の雨のキスシーンに匹敵する絵作りを用意できなかったことも、本作シリーズの寿命を縮めた遠因ではないだろうか。
エマ・ストーンでスパイダーグウェンが見たい。
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