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[コメント] 傷だらけの栄光(1956/米)

ちっちゃな頃から悪ガキで15で不良と呼ばれた少年ロッキー。
たかやまひろふみ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ナイフみたいに尖っては喧嘩や窃盗に明け暮れ、軍隊に入っても上官を殴って脱走とヘルエッジロードを一直線。そんな彼も刑務所でボクシングに出会い、持ち前の腕っ節の良さからメキメキと上達、プロのリングで連戦連勝。結婚もしてようやく幸せ家族計画に辿り着いたと思えたのですが…。

物語の終盤、かつての悪事を暴かれ、自暴自棄となったロッキーは久方ぶりに面会した父親に酷い言葉を浴びせてしまいます。彼はすぐにそれを悔い「オヤジを喜ばせたいんだ。何をすればいい?」と許しを請います。親父は迷わず答えます。

"Be champ"

顔を輝かせ奮い立つロッキー。鳴り響くビル・コンティによるテーマ曲!(これは嘘)

いやあ映画って本当にいいものですね。当時のポール・ニューマンが現役バリバリのボクサーに見えるかと言うと、それはさすがに怪しいものですが、今日びの作品のように過剰な編集で誤魔化すことはないため(当たり前だよロバート・ワイズだよ)、多少の粗や「つくりごと」感も目を瞑ろう、いやむしろ積極的に飲み込んでいきたい!と思えます。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ぽんしゅう[*]

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